[PR] オーガニック 漢文講座 | 日常のありふれたチャイムたち

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漢詩の風景 その1

ネタがない時は、こういう記事でお茶を濁す私です。

今回は中2の「漢詩の風景」から。

実は私は漢文が専門で、教科書に出てきている石川忠久先生は私の大学時代の恩師である。

ずいぶん昔の写真を使っておられると思ったのは内緒。

 

基本的に中学生レベルの漢詩は4行詩の「絶句」と8行詩の「律詩」しか出てこない。

それに1行が5文字になっている「五言」、1行7文字の「七言」を組み合わせているだけ。

よって『五言絶句』『五言律詩』『七言絶句』『七言律詩』の4種類のみ。

他にも「楽府」や「古詩」、「排律」などもあるが、中学生ででることはまずあるまい。

 

次に詩形であるが、いくつかのルールがある。

まずは絶句の起承転結。

起句(1行目)・・・内容を起こす

承句(2行目)・・・起句を承けて、内容を展開

転句(3行目)・・・場面の転換

結句(4行目)・・・結びの働き

というのが原則である。

ただ小難しいことよりも、転句で場面が大きく変化することに留意が必要だろう。

例えば、春暁などにも「うららかな春の暖かさ」から、転句で一気に「春の嵐の風景」といった具合に転換している。

 

多分、出ないとは思うが、律詩にも似たような原則がある。

律詩の場合、2行ごとにまとめて

首聯(1・2行目)・・・起句と働きは同じ

頷聯(3・4行目)・・・承句と働きは同じ

頸聯(5・6行目)・・・転句と働きは同じ

尾聯(7・8行目)・・・結句と働きは同じ

 

次に押韻も重要な要素となる。

ラップなどでもそうだが、響きを美しくするために語尾を似たような発音にするルールがある。

例えば「心」(sin)と「金」(kin)のように、「in」の部分を揃えることを押韻という。

ただし、中国語の発音なので、中学生は音読みで考えなければならない。

漢詩では五言詩であれば『偶数句』(2、4、6、8行目)の末尾。

七言詩であれば、第1句と偶数句の末尾で押韻するのが原則となっている。

 

他にも出やすいものとしては「対句」が挙げられるであろう。

基本的な文の構造が同じ句を平行して並べたものであるが、小難しいので

「犬は庭を走り、猫はこたつで丸くなる」みたいなものだと思えば良いであろう。

「犬と猫」が生き物のセット、「庭とこたつ」が場所のセット、「走りと丸くなる」が行動のセット。

このような対句は律詩の頷聯(3行目と4行目)と頸聯(5行目と6行目)で用いられることになっている。

 

以上が漢詩(この場合は唐詩だが)の基本的な規則である。

次回から時間が許せば、内容に入っていくこともあるかもしれない。

| 漢文講座 | 01:12 | comments(0) | - |
第2幕
卒塾生のワカメちゃんからリクエストをいただきましたので、今日も漢文講座です。

ご質問の内容は「反語」
反語は漢文に限らず、古文でもけっこう難しいものですね。
主観ですが、反語に関しては古文より漢文のほうが簡単だと思いますよ。
ほんじゃ、始めましょう。
一応言っておきますが、覚えることなく出来るようになりたいとか虫がいいことを考えないように。
あくまでも覚えてからです。


覚える漢字は「(あに〜) (いづくんぞ〜) (なんぞ〜) (たれか〜) 如何若何奈何(いかんぞ〜)」 。
これらの漢字を読む時に、「未然形+んや」をつけたら読みは完成。


 ex)「燕雀(2)鴻鵠之志(1)→「燕雀安くんぞ鴻鵠の志を知ら
   この時、最後に動詞を読みます(助字があったら、助字の前)。その動詞を未然形にすることを忘れずに。また、「哉・乎・也・邪」などの助字がなかったら、最後の「や」を付ける必要はありません。「ん」で終わってけっこうです。たま〜に「助字の読み方は『や』ですか?『か』ですか?」と聞かれることがありますが、反語形の場合は基本的に「や」です。



さて、あとは訳し方。
基本的に「どうして〜だろうか、いやない」の形が基本。
その際に注意すべきは動詞。
さっきも書きましたが、最後の動詞を未然形で読みます。
その動詞の意味が「〜」に当たる部分です。



 ex)「王侯将相、(レ)
    読み:王侯将相、寧くんぞ種有らんや
        1.まず反語の漢字に注目。
                2.次に最後の動詞は「有」
         3.「有」の未然形は「有ら」、それに「んや」を付けて終了。
    意味:国王や貴族、どうして血統があろうか、いやない。
        「有」の意味は「ある」、それを基本っぽく訳すだけです。

もし最後の動詞が「知」だったら、「どうして知っているだろうか、いや知らない」とか「どうして理解できるだろうか、いやできない」とかになったりするわけです。



最後に特殊系もあります。
「可」です。
だいたい目印としては、文末に助字があります。
「べけんや」と読んじゃって下さい。
「可〜乎」のような形です。
これは古文の未然形とは少し違うので、注意が必要です。
というよりも覚えた方が早いですが(笑)
| 漢文講座 | 22:50 | comments(0) | - |
第一幕
ネタ切れですので、漢文講座。
あくまでも、専門的なことを目指している人にはお勧めできない講座です(笑)。

今日は何をやりましょうか?
ほんじゃ、「受身」の形でもやりましょうか。
卒塾生の皆さん、メモの準備は準備はよろしいですか?
何回も同じ事を言わせないで下さいね。

ほんじゃ、まず覚えましょう。
受身の形は「為・見・被」の3つを覚えます。
それからあと一つあるけど、それは比較の講座をする時にでも。
基本的に読み方は同じ。
違う場合はあとで紹介しませう。
普通は「る・らる」と読んじゃって下さい。
召」だったら「めさ」、「逐」だったら「おは」ね。
はい、簡単。
動詞に必ず繋がってるから、四段動詞の場合が「る」、サ変・下二段なら「らる」で読みませう。
あとはその構成されている文に注目して、「、」があったら連用形、「。」なら終止形、体言があったら「るる・らるる」にしてね。

それからもう一個のパターン。
為A所B』(返り点がパソコンでは打てない・・・)、つまり「為」と「所」がセットになっている場合は、「AのBする所と為る」と読む。
これは丸暗記の方が早いかも。
有名な文で「後即為人所制」ってのがあるから、これを「人の制する所と為る」と覚えておきましょう。


実は受け身はこのくらいのことを覚えておくと、ほとんど取れる。
後は慣れ。
3つの字を見た時に、すぐに受け身が疑えるかどうかだね。
以上、パソコンでは伝えにくい漢文講座第一幕でした(笑)
 
| 漢文講座 | 23:32 | comments(0) | - |
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